早池峰大償神楽 佐野公演

2012年、栃木県の佐野と足利で2日間にわたって行われた神楽公演です。

私は6/2(土)の佐野市、唐澤山神社での公演を見てきました。17時からの開演でした。

演目は以下の通りでした。

鳥舞
三番叟
山の神舞
笹分
鞍馬
天照五穀
権現舞

まず、地元県でまさか岩手の芸能が見られるとは… というところに心底驚きました。栃木はあんまり郷土芸能というものが認知されていないと思うので、…まさかまさか…なんで…どうして…本当に!?というのが本音でした。実行委員の方の色々な縁が繋がって、招待が実現したもようです。本当に、よくぞやってくださった…!
公演が行われる唐澤山神社も、それまで私は全く知らなかったのですがとても素敵な神社でした。立派な神楽殿もある。普段は使われているのだろうか…?昔はお城があったらしく、城壁が残っていて、そこに神社が建っているのでした。



郷土芸能が地元の人々にとって身近である事が多い岩手と違って栃木では知らない人の方が多いと思うので、公演を見に来る人たちを眺めていると綺麗なよそ行きの着物を着た方が結構いらっしゃいました。岩手の地元の方々はラフな感じで見に来ますし私もそれに慣れていたので最初はびっくりしましたが、でも考えてみたら、そうなるかもなあ。多分、歌舞伎や能を見に行く感覚なんだろうなぁ。だって世界遺産に選ばれた神楽ですもんね。
私にとって栃木のほうが地元なのに、岩手の神楽を楽しみに見に来る方々を眺めて、とてもニヤニヤしてしまいました。特に、初めて見るっぽい方の反応に…。なんかすみません…。

神楽鑑賞になじみがない人が多いため、鑑賞時のポイントなどの説明もあって逆にとてもありがたかったです(笑)。終了が夜なため、各自懐中電灯をご持参ください、とか、雨天の場合はレインコートを…など案内に書いてあったりしました。掛け声のタイミングとか、お酒飲みながらわいわい見ていいとか、手拍子歓迎とかそんな感じで。
観客の方々が、そうなんだ、へ〜、緊張しないで見ていいんだな、と理解したところで公演が始まりました。


舞はすばらしいものでした。もちろんです、もちろんですとも。でも驚いたのが観客の反応でした。
とんでもなくノリが良かったのです。
岩手で神楽を見てても掛け声拍手たくさんあって雰囲気いいですが、こんなにノリノリな雰囲気は私は初めてでした…。
だいたい舞の中でキメの場面があって、掛け声や拍手はそこで「ワー!!」と出るものですが、佐野公演での観客はそれ以外のところからすでに「おおおおお」「ワー!!」と連発でした。
三番叟で一気に火がついた気がしました。それから権現舞まですごかったです。
手拍子もしょっちゅう出ました。
観客の反応が良すぎて、舞もますますキレが良く見えて、かっこよすぎました。

演目のたびに素敵な衣装に反応があったり、激しくなってくる舞に歓声も沸き立ったり、権現様に驚いたり、演目が全て終了したあとに司会の方による神楽の保存会の紹介などがあったんですが、歓声と拍手喝采でした。真っ暗な唐澤山から歓声が…。ドームコンサートでもあったかのようです。

本当に感動しました。感動しまくってる栃木県民に感動です…
うちの県の人たちってこんなに熱かったんか…
岩手の神楽を栃木の人が見ることに対して「ドヤァ…」な気持ちだったのも通り越して、嬉しくてたまらなくなりました。
わかる、その気持ちわかるよ、そしてわたしの気持ちもわかっただろう!?だからこんな郷土芸能の追っかけになったんだよ私は…(ノД`)

大償神楽の方々、栃木に来てくださって本当にありがとうございました!!!どれだけ感動を与えられたかはきっと肌で感じ取ってくれたと思います。あの歓声を喜んでもらえてたらいいなあ。

栃木の人も、郷土芸能ってなんかすごいんだね!!と思う人が増えるといい!!!


最後に、神楽が神がかっていた証拠にこの日午後から雨(夕立)予報が出ていまして(栃木の夏の夕立はひときわ激しいのです) 公演中に雲行きが怪しくなり、ゴロゴロ・・・と雷まで鳴り出したのに、結局雨は降らずにすみました。
ゴロゴロっと音が聞こえてそのまま何もないなんて、あんまりないことです。
ですがうわさによるとその日夕立はちゃんと来たとのこと。。
どうやら唐澤山にだけ降らなかった模様…?

岩手の芸能を見る時にたまにある不思議な現象ですよね…


つづきから写真集です
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八木巻神楽

10/10に「神楽の日」八木巻神楽を見てきました。

「神楽の日」は前々から気になっていたものの、大迫まで行くにはやっぱり車の方が… でも関東から車運転はもう自信ない… ということで機会を失っていたけど、縁あってとうとう行くことができて嬉しかった。

八木巻神楽(やきまきかぐら)は2006年に大迫で見た「全国神楽大会ハヤチネ」以来の二度目でした。未だに印象深く記憶に残っています。これも改めて語りたいです。

今回の演目は、鶏舞・三番叟・裏八幡・五穀・年寿・根子切り・膳舞・権現舞
これだけ見たのにあっという間に時間が過ぎていった。。2006年に見たのは「稲田姫」といういわゆるヤマタノオロチ伝説の演目だったので、全てが初見でした。
鶏舞の、扇や鈴を重ね合わせるとこの造形が美しかったり、五穀の狐面の額に球が埋まっているのにびっくりしたり、その後面を外しての勇壮な舞とか、かかとを蹴りだす所作がとにかくかっこよかったり、膳舞は鬼剣舞でしょっちゅう見たことがあったけど初めて見る技がまたかっこよかったりと、終始大興奮でした。
演目については独りよがりになるのであまり語り過ぎないようにしようと決めたのでこの辺にしておきますが、本当に感動しました。
「神楽は静かに見るもんでないのでね、かっこいい所作があったら「オー!」とか「ヤー!」とか、奇声をあげながら楽しんで見てください」
というお言葉、最高でした!

八木巻神楽さんは絶対踊りを省略しないというこだわりがあるそうです。おかげで根子切りの途中の寸劇(訛りで8割理解できないけどとても卑猥な内容だと思われる)がめちゃくちゃ長かったですが(笑)、その信念が大好きです。省略するからダメともことさら思いませんが、完全な形を常に意識していることが、神楽の存在感につながる気もします。
今は市指定無形民俗文化財だそうですが、県指定になるべくとてもがんばっているそうで、その想いにも胸が熱くなりました。
私はほんと岩手まるごとまるっと国指定にすりゃいいと思ってるんですけど笑


「神楽の日」公演は撮影不可だったので(超ショック)、写真は翌日の地域の運動会のものです。縁あって見られました。信じられない…。神楽(しんがく)を初めて見る事ができました。本当に羨ましいです、こんな子供時代…!この時は八木巻神楽以外の権現様もいて、話によると使われなくなってずっと家にいる権現様でも、一年に一度?はこうして遊ばせるものなんだそうです。この話がとてもグッときました。権現様に対して信仰だけでなく家族愛のような愛情を持っているんだなと感じました。普段も権現様は人の集まるところに置いておくそうで… グッときます〜。

お世話になった方々々々には本当に感謝しつくせません
ああ〜…行ってよかった。


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早池峰神楽
去年2日間に渡って行われた「全国神楽大会ハヤチネ」を見てきました。
これ…本当に見に行ってよかったなぁと思います。せめて2年に一度くらいやってほしいなぁ。
岩手の神楽の代表格早池峰神楽もこの時やっとしっかり見ることが出来ました。早池峰神楽というのは兄弟神楽ともいわれる岳神楽と大償神楽の総称で、国指定無形文化財(しかも第1号!)に指定されています。岩手には岳流、大償流の神楽がいっぱいあるようです。
まぁ私のようなシロートには「おお、なるほど兄弟神楽だなあ」なんてわかりゃしないのですが。


早池峰岳神楽の五穀舞
狐がいたのでテンションあがりました。素敵なお顔してます。


最後は面をはずして舞うのですよね
この…山伏神楽の特徴なのか??独特の舞い方というか体の動かし方がすごく好きです。キレがある!ドシドシ踏み込む力強さがあるのに、重さを感じないなめらかさがあるというか…。本当に綺麗。


これは諷誦舞というそうです
すごい激しさです。動いてなくてもすごい迫力です。


面を外しての舞もものすごかった…。跳ぶ・回る・刀ふりまわすで…。観客がおおー!いよーっ!わああー!とすごい歓声で、こういう空気がたまらない私は最高に幸せでした。


そして次のが大償神楽です。

これは鞍馬舞。牛若丸の軽やかな動きが優雅で素敵でした。実際、岳神楽の舞は勇壮、大償神楽は優雅、とも言われてるそうです。(わたしは何度もみてようやく少し分かってきたところ…ですかね…)相手はどうやら弁慶ではなく善海坊という天狗のようです。あまり優勢になる見せ場もなくこてんぱんにやられてしまったような…。


これは天降りという舞で、彼は猿田彦です。


天孫降臨をとりあつかった舞だそうです。最終的に4人になって舞います。


ひとり女舞の方がいますが、こんなに激しく舞っても着崩れないんだな〜。



最後に必ず踊られるという権現舞です。


権現さま。子供の頃は怖かった記憶がありますよね〜とか話している地元の方々がうらやましいなぁと思って見ていました。この大会が開催された大迫町の山のてっぺんにも権現さまがそびえたってました。…ちょっとあれ見つけたときは「えええーっ」て叫びましたがー(笑)。
でも大迫町のテーマ、それは「時代遅れ」。素敵すぎます。
大迫の町のページ
あんまり散策しませんでしたが、いい街並みでした。
ワイン祭りもありますよ。私もワイン買って帰りました。
一番嬉しかったのは観光客の誘導してた中学生たちが「こんにちわ〜」とか声かけてくれる子達ばかりだったことです!心が潤う…都会じゃまずないですもんね〜〜
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