百鹿繚乱
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江刺の鹿踊の図鑑なるものが出版されました!
こんなの、、こんなのずっと待ってた!!
「THE SASARA」公演に行ったときに会場にこれの製作途中の見本が置いてあり、その場で申し込みをすれば発行された時点で送ってもらえるというので、そりゃもう買いでした。これに出会うためでも、あの日あの公演を見に行ってよかったなぁなんて思いました!

内容は江刺地区に伝承されている鹿踊の団体をひとつずつ紹介するもので、装束を分解した写真まで載ってて素敵すぎます。行山流系と金津流で占めていますね。。紹介されている鹿踊団体も「創始相伝の古い順」となってる所がまた胸が熱くなります。

細かいところまで読めば、この団体にしかない模様、この流派にしかない模様とかが分かって、次から鹿踊の見方が変わる事間違いナシですね。

個人的にカバーを外した裏面がありそうでなかった(?)鹿踊の系統略図が載っていてかなり感動しました!
私もあんまり細かく団体の関係図わかっていなかったので!
行山流ファミリーすごいなぁ…


しし踊りといえば、遠野郷しし踊り図鑑なるものも何年か前に出ておりますね!
これもかなり濃い内容でファンにはたまりません。各団体のししのお顔がずらっと並んでたりもして覚えて見分けられるようにもなります。デザインがすごすぎるので芸術として見るだけでも価値ありですねぇ。
http://www.amazon.co.jp/%E5%86%99%E7%9C%9F%E3%81%A7%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B-%E9%81%A0%E9%87%8E%E9%83%B7%E3%81%97%E3%81%97%E8%B8%8A%E3%82%8A%E5%A4%A7%E5%9B%B3%E9%91%91-%E4%B8%AD%E9%87%8E%E5%95%86%E5%BA%97/dp/4990527208/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1389881986&sr=8-1&keywords=%E9%81%A0%E9%87%8E%E9%83%B7%E3%80%80%E3%81%97%E3%81%97%E8%B8%8A%E3%82%8A

 
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THE SASARA 2013年公演
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11/17に江刺のササラホールで行われたTHE SASARAを見に行ってきました!
第一回と第二回も行きまして、今回の三回目でいったん終了なのだそうです。
でも「鹿踊の演目をノーカットでやる」という試みは素晴らしいのでぜひともまたやってほしいです。それぞれの団体さんの持つ演目の再確認や復活などにも貢献していると、聞いたことがあるようなないような… 妄想だったかな…

写真、ビデオ撮影は一切禁止でしたので、ロビーに飾ってあった地ノ神鹿踊の衣装のみです↑。
どうしたら横向きに貼れるのかわかりません(わかってから貼れよ!)
餅田鹿踊さんの鹿踊全身衣装もあったのですが撮り忘れました。。でも「展示用の衣装かなぁ」とおっしゃっていたような気がします… 妄想だったかしら…
公演は、ノーカットだろうがあっという間でした。一切記録できないので目に焼き付けねばなりませんし。
大迫力でした。見に来てよかったーー!!!

出演団体は以下の通りです。演目も。
金津流野手崎獅子躍 (三光の儀)
奥山行山流清衡鹿踊 (礼庭)
金津流井手獅子躍 (島霧)
奥山行山流地ノ神鹿踊 (鉄砲踊)
清水目八鹿踊 (坊主踊り)
奥山行上流餅田鹿踊 (二番庭)
春日流上ノ山鹿踊 (綱踊り)
金津流石関獅子躍 (案山子踊)
金津流野手崎獅子躍 (雌獅子隠し)



野手崎獅子躍さんは、梁川金津流鹿踊という名前から改名したようです。
清水目(すずのめ)八鹿踊さんは宮城県栗原市の早川流という流派の鹿踊です、私お初でした!うわさには聞いてましたが…!!!
は、早い!早いから早川流なんですか?ってくらい、見知った鹿踊とテンポが違いすぎてびっくりしました。早送りで見てるみたいでしたw でも宮城の鹿踊ですし、こちらの方が鹿踊の起源に近い形なんですかね?衣装もバッサバッサしていて異様な雰囲気抜群です。
坊主踊りということで坊主(道化)が出てくるわけですが、気仙沼の早稲谷鹿踊にも道化がいたなぁ!つながりがあるのかなぁ。
道化が女鹿を探してる鹿さんをからかってウソばかり教え、怒らせる、というストーリーのようですが、道化と鹿の会話がかわいくてたまりませんでした。坊主は普通に鹿に話しかけるし、鹿さんも「ウンウン」とうなづいてて何ですかあれ可愛すぎる…。どうでもいいですが坊主の言う「鹿さん」が訛ってて「スカさん」に聞こえて、最初普通にこの鹿のあだ名なのかなと思っていました。

あと初めて見た鹿さんは清衡鹿さんと地ノ神鹿さんでした。やっと見られて嬉しいです。
個人的に、清衡鹿さんと地ノ神鹿さんのお顔が好みだったので見るのが夢でした。背中の「ながし」に和歌が書かれてるデザインもすごく好きで目がハートでした。表現が古い上にかっこいい言い方ができない。
地ノ神鹿さんの「鉄砲踊り」も素敵でした。
鉄砲踊りは以前のTHE SASARAで石関獅子躍さんがやっていました。存在は知ってるものの、なかなか見る機会がない演目です。面白かったのは石関さんの時と若干内容が違ったとこです。倒れる鹿の数も違う。石関さんは(というか金津流は、だと思いますが)中立と雌獅子以外全員倒れて、地ノ神さんは一頭だけなんですね。他の鹿踊でもまた少し物語が違うようで、、全部見てみたい〜〜
ただ、倒れた鹿を憐れむように中立と女鹿が呼応するように唄い合うのは同じで、もう素敵すぎました。
鹿踊って毎回言ってますがほんと歌詞がまた、情感ありすぎて素敵です…。たまらん…。
「友鹿を 一つ撃たれて 泣くな騒ぐな 池のおしどり 池のおしどり」
とか うおお〜…(唸るしかない感想って)
個人的に、倒れた鹿が気が付いて起き上がるときに別の鹿さんが手をひっぱって起き上がらせてあげる所が好きでした笑

石関獅子躍の案山子踊り、すごかった〜〜。案山子に驚いて鹿さんたちが警戒し、なーんだ案山子かぁとわかるまでがやっぱりノーカットなのでいつもよりずっと長いのですが、おかげで鹿のビビり度が増して見えておかしかったです笑。案山子とわかるまで、鹿さん達は太鼓のフチだけを弱い音で叩いていますが、「案山子だったー!」とわかった瞬間ダァン!とでっかい音だすところがいいです。会場がビックリします。

最後の野手崎獅子躍の雌獅子隠しもまた、すごかったー!!踊りは、夏の北上みちのく芸能祭りで石関獅子躍さんが躍ったものと同じでしたが、ド迫力でした。北上まつりの記事でも書きましたが、金津流の雌獅子隠しは奪われた雌獅子を満身創痍で取り返しにいく!っていう感じがたまんないのです。かっこいい…!
雌獅子を取り返したあと雌獅子が一人で狂いますが、あまりにも力強いので守られてるだけの女じゃないぜー!って見えてかっこいいです笑。むしろ「本気出せば一人で帰れるけど」とすら感じます。


マニアックなイベントなのかもしれませんが、会場を見ると地元の方々もいっぱいいて、地元の芸能が愛されてるんだなぁ〜って感じました。いいなぁ…うらやましい…。
それと、もうすぐ江刺の鹿踊の図鑑ができるみたいなので届くのが楽しみで楽しみで仕方ありません。
遠野郷の幕踊り系鹿踊の図録なら出てますが、とうとう太鼓系で出るんですね。これもう垂涎ものですよ。

それと、会場で縁あって頂いた山形のシシ踊りのチラシを見て、、、
いやあ…存在は少し知ってたんですけど、自分が思った以上にいっぱいあるようで…結構衝撃的でした… これは…いつか見に行く鹿…!!!!


会場でお話ししてくださった方々、本当にありがとうございましたー!

 
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2013年北上みちのく芸能祭り
8/2〜4に行われたお祭りに今年も行ってきました。

今年は、いつもとスケジュールの進行の仕方が違いました。最近は土〜月だったのが、金〜日曜日だし。(まぁ月曜日は何も見てなかったけど…)それと、鬼剣舞全演目公演が最終日で、夜のパレードが2日目でした。個人的に、夜にすべて見終わって「夏が…終わった…」って燃え尽きていたので変な感じがしましたw
参加芸能もちょっと少な目なような…休憩をはさむことが多いような… その辺がちょっと気になりましたが、岩手のハイクオリティな芸能が見られれば私はそれで。それで!

今年は詩歌の森で鹿踊をみました。出演は…
岩谷堂高校鹿踊部
行山流口内鹿踊
行山流久田鹿踊
春日流落合鹿踊
金津流石関獅子躍

 
今回、落合さんが縄踊り?綱踊り?あれ…なんでしたっけ('∀';) 縄を使って鹿たちが遊ぶ演目で、この記事で南部流更木鹿踊で見た演目とよく似ていました。でも南部流はたしか縄を蛇と間違えて、おそるおそる確認→蛇じゃなかったー!→みんなで遊ぶっていう流れだったように思うんですが、落合さんは結構最初から遊んでいたなぁ。
縄を踏み踏みしたり、縄の上を回転したり、役踊りってやっぱり…  かわいい
あと、石関さんが「女鹿隠し」をやると知ってすごく楽しみにしていました!!金津流の女鹿隠しは石関さんのものしか見たことがないので金津流みんながそうなのかわかりませんが…私はここの女鹿隠しが大好きで大好きでたまりません。
私の勝手なイメージですけど、女鹿隠しという演目は岩手の鹿踊のみならず全国に結構あるものだと思うのですが、岩手の鹿踊でもユーモアがあるものの方が多くて、「ボケっとしてたら女鹿を隠された…→取り返しに行くけど追い返される→隠してるほうも結構ボケっとしてて、隙をついて女鹿を取り戻されてしまう…」みたいな流れが多いと思うんですよ。面白おかしくて飽きません。
でも石関さんはユーモアよりも  とにかくかっこいい・・・!! 
女鹿を取り返しに行くも返り討ちにあう、その様がかっこいい!!なんか、何度も取り返しに行って追い返されて、それでもボロボロになっても食らいつく…少年漫画のようなかっこよさがあるんですよね…
私の勝手なイメージですけど!!

ここまで熱く語っておいて、写真はありません… ビデオを撮るのに専念させていただきました。ごちそうさまです。

夕方からは神楽大群舞から始まる夜の公演の始まりです!
最初に入場パレードやらなくなったんですね…結構好きだったんで残念…( ´д`)
中野七頭舞を見ました。なんだかもう、見ているだけで胸が熱くなる芸能です。20分以上ほとんど休む暇もなく激しく踊りまくる芸能、全国にファンがいっぱいいます。絶対見るべきですよ!
そのとなりでは遠野市の早池峰しし踊りが!ここも毎年来てくれていますね。
とにかくいつカメラを向けても画になる素晴らしいビジュアルの芸能です。はぁーかっこいいー。
それと、これもまた念願の芸能が見られました。
大槌の、上亰鹿踊り(かみよししおどり)です!!不思議な漢字!単語登録しておこう!
存在を知ったのは震災より前でした、北上祭りに来ていたけど私は見逃していて、でも「すごかった」という話だけ聞いてたんです。鹿のお顔が衝撃的でした。↓の写真集でぜひ見てください…。やはり沿岸の芸能は、海とともにあるんだなぁ。

最後の鬼剣舞の写真も全部ブレてしまいました…。
でも…ブレるに決まってますよね、頭を振りかぶってるんですからね(言い訳

翌日はさくらホールで鬼剣舞の全演目公演!だったんですが、体調不良でお昼で帰ってしまいました。なんてこった…
きっと今年も狐は狐がかっていて、岩崎さんの一人加護は鬼がかっていたんだろうなあ!
帰りの新幹線に乗った途端、けっこうでっかい地震があって駅が停電してしまって30分くらい動けませんでした。
走ってる時じゃなくてよかった(´;ω;`)
震災の余震だったんだろうけど、でも私、震災前から岩手に行くと3とか4とか大きい地震がしょっちゅうあったように思います。地震がもともと多いんだろうなぁ。


以下写真集です

 
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早池峰大償神楽 佐野公演

2012年、栃木県の佐野と足利で2日間にわたって行われた神楽公演です。

私は6/2(土)の佐野市、唐澤山神社での公演を見てきました。17時からの開演でした。

演目は以下の通りでした。

鳥舞
三番叟
山の神舞
笹分
鞍馬
天照五穀
権現舞

まず、地元県でまさか岩手の芸能が見られるとは… というところに心底驚きました。栃木はあんまり郷土芸能というものが認知されていないと思うので、…まさかまさか…なんで…どうして…本当に!?というのが本音でした。実行委員の方の色々な縁が繋がって、招待が実現したもようです。本当に、よくぞやってくださった…!
公演が行われる唐澤山神社も、それまで私は全く知らなかったのですがとても素敵な神社でした。立派な神楽殿もある。普段は使われているのだろうか…?昔はお城があったらしく、城壁が残っていて、そこに神社が建っているのでした。



郷土芸能が地元の人々にとって身近である事が多い岩手と違って栃木では知らない人の方が多いと思うので、公演を見に来る人たちを眺めていると綺麗なよそ行きの着物を着た方が結構いらっしゃいました。岩手の地元の方々はラフな感じで見に来ますし私もそれに慣れていたので最初はびっくりしましたが、でも考えてみたら、そうなるかもなあ。多分、歌舞伎や能を見に行く感覚なんだろうなぁ。だって世界遺産に選ばれた神楽ですもんね。
私にとって栃木のほうが地元なのに、岩手の神楽を楽しみに見に来る方々を眺めて、とてもニヤニヤしてしまいました。特に、初めて見るっぽい方の反応に…。なんかすみません…。

神楽鑑賞になじみがない人が多いため、鑑賞時のポイントなどの説明もあって逆にとてもありがたかったです(笑)。終了が夜なため、各自懐中電灯をご持参ください、とか、雨天の場合はレインコートを…など案内に書いてあったりしました。掛け声のタイミングとか、お酒飲みながらわいわい見ていいとか、手拍子歓迎とかそんな感じで。
観客の方々が、そうなんだ、へ〜、緊張しないで見ていいんだな、と理解したところで公演が始まりました。


舞はすばらしいものでした。もちろんです、もちろんですとも。でも驚いたのが観客の反応でした。
とんでもなくノリが良かったのです。
岩手で神楽を見てても掛け声拍手たくさんあって雰囲気いいですが、こんなにノリノリな雰囲気は私は初めてでした…。
だいたい舞の中でキメの場面があって、掛け声や拍手はそこで「ワー!!」と出るものですが、佐野公演での観客はそれ以外のところからすでに「おおおおお」「ワー!!」と連発でした。
三番叟で一気に火がついた気がしました。それから権現舞まですごかったです。
手拍子もしょっちゅう出ました。
観客の反応が良すぎて、舞もますますキレが良く見えて、かっこよすぎました。

演目のたびに素敵な衣装に反応があったり、激しくなってくる舞に歓声も沸き立ったり、権現様に驚いたり、演目が全て終了したあとに司会の方による神楽の保存会の紹介などがあったんですが、歓声と拍手喝采でした。真っ暗な唐澤山から歓声が…。ドームコンサートでもあったかのようです。

本当に感動しました。感動しまくってる栃木県民に感動です…
うちの県の人たちってこんなに熱かったんか…
岩手の神楽を栃木の人が見ることに対して「ドヤァ…」な気持ちだったのも通り越して、嬉しくてたまらなくなりました。
わかる、その気持ちわかるよ、そしてわたしの気持ちもわかっただろう!?だからこんな郷土芸能の追っかけになったんだよ私は…(ノД`)

大償神楽の方々、栃木に来てくださって本当にありがとうございました!!!どれだけ感動を与えられたかはきっと肌で感じ取ってくれたと思います。あの歓声を喜んでもらえてたらいいなあ。

栃木の人も、郷土芸能ってなんかすごいんだね!!と思う人が増えるといい!!!


最後に、神楽が神がかっていた証拠にこの日午後から雨(夕立)予報が出ていまして(栃木の夏の夕立はひときわ激しいのです) 公演中に雲行きが怪しくなり、ゴロゴロ・・・と雷まで鳴り出したのに、結局雨は降らずにすみました。
ゴロゴロっと音が聞こえてそのまま何もないなんて、あんまりないことです。
ですがうわさによるとその日夕立はちゃんと来たとのこと。。
どうやら唐澤山にだけ降らなかった模様…?

岩手の芸能を見る時にたまにある不思議な現象ですよね…


つづきから写真集です
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2012年 第51回北上みちのく芸能まつり 写真集
 今年はいつもと違って日帰りで一日だけしか行きませんでした。
それにしても暑かった!!炎天下の中、芸能団体さんどんだけ大変だった事でしょう!
私もサンダルの模様が足の甲に焼きついてしまいました!

今回は駅前会場に絞って見ていました。好きな芸能が集結していたもので。
↓の続きから、写真をだらだら〜っと貼っておきます!


(犬吠森念仏剣舞)

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